カラオケの録音方法について

自分が歌ったカラオケをイイ音で録音する方法5選!

カラオケの録音方法について

自分が歌ったカラオケの録音方法ですが、大きく分けて「空間録音」と「ライン録音」があります。

 

空間録音というのは、カラオケで歌っている音をその場でスマートフォンやボイスレコーダーで録音することです。一番手軽で簡単なカラオケ録音方法です。空間録音の場合、マイクの歌声をまずはカラオケ機器が取り込み、それがスピーカーで鳴らされ、その音を録音するという形です。

 

狭い部屋での伴奏の反響やボーカルの共鳴音、カラオケを通さなかった生声、その他雑音(咳などすればすれが全て)などこれらの音をその空間ごとすべて録音します。ライン録音に比べて空間の響きも付加されて録音されるので、自然な音(そのままの音)でレコーディングできます。

 

一方、ライン録音というは、機器に直接ケーブルで繋ぎ、信号をラインレベルで録音機器に取り込んで録音します。カラオケ音源とマイクの音が機器に取り込まれ、それを直接録音するので、安定してクリア音が録音できます。

 

カラオケ録音の利用用途によって使い分ければよいのですが、殆どのケースで空間録音で十分だと考えられます。

 

利用用途としては、練習用(自分のカラオケを後で聞き返すため)や掲示板にアップロードするため、オーディションのため、などがあると思います。
練習用や掲示板にアップロードするためであれば、空間録音のもので十分です。声の反響や雑音が入るケースがあるのですが、それを含めてカラオケ音源ですので。

 

私自身、スマートフォンでの空間録音、ボイスレコーダーでの空間録音、ボイスレコーダーでのライン録音、DAMともやうたスキでの録音などやってきましたが、
たしかに良いボイスレコーダーで録音すればいい音が取れますし、ライン録音すればそれだけクリアな音がとれるのですが、とり方で歌がうまく聞こえるかと言われるとそうではないと気付きました。

 

3万円以上するボイスレコーダー(TASCAM リニアPCMレコーダーDR-100MKII)を使っていた時期もありますが、たしかにスマートフォンと比べてかなりいい音が取れるのですが、ただそれだけで、実質的な歌ありきだとわかりました。

 

スマートフォンの空間録音であっても歌がうまければ上手に聞こえるということです。それに気づいてからは録音方法については意識しなくなりました。多くの方は練習用での録音だと思いますので、スマートフォンで録音すれば十分だと思います。

 

私は最近はiPadで録音していますが、音が綺麗にとれて、フィードバックに役立っています。

 

録音方法は大きく分けると「自宅録音(マイク&オーディオインターフェイス)」「ボイスレコーダーでライン録音」「ボイスレコーダーで空間録音」「スマートフォンで空間録音」などありますが、一概にどれが音質がよいとかは言えません。

 

ボイスレコーダーやスマートフォンで空間録音した音は、空間の響きまで綺麗にとれるので、とても自然というか、音の迫力までちゃんとレコーディングできます。

 

一方、ライン録音やオーディオインターフェイスでレコーディングした場合、空間の響きがカットされたような、マイク周辺の音しかとれていない音になります。ただし音質はとてもよくかなりリアルにレコーディングできます。

 

一長一短あるのですが、ほとんどのケースで空間録音の方がよいと思います。全体がとれるので、音を把握しやすいのです。では、次の項では具体的に空間録音とライン録音の方法について解説していきます。

 

空間録音の録音方法

スマートフォンのアプリ検索で「録音」「ボイスレコーダー」などと検索すると録音アプリがいくつか出てくるので、その中で使いやすそうな録音アプリをインスト―ルします。インストールしたら、あとは録音ボタンを押して、カラオケで歌を歌うだけです。ボイスレコーダーを持っている方はボイスレコーダーでその場で録音をするだけです。

 

空間録音でできるだけよい音で録音するポイントとしては以下の2点です。

  • エコーはできるだけ絞る
  • 1回歌ったカラオケを再生できる機能を使う

エコーはできるだけ絞った方がよいです。エコーが大きすぎると、音の広がりが大きく、音程が聞きづらくなります。カラオケの部屋は狭く声が反響しやすいのに、さらにエコーで声に広がりを持たせてしまうと、音程がわかりにくくなります。音程が聞きづらいというのは歌っている最中でも、歌い終わった後の聞き直しでも、両方で大きなマイナスとなります。

 

空間録音はその場で録音ボタンを押して歌うのもよいのですが、その場合、「マイク音声+マイク乗る前の生声」が2重に録音されることになります。それを防ぐために、一度歌って、それを再生できる機能があるので(うたスキ、DAMとも両方とも)それを使うのも1つの手です。

 

うたスキはログインしなくても、録音という項目で再生できます。DAMともはアカウントを予め作成しておき、ログインしてから録音を押すと、歌った後にその場でそれを再生することができます。

 

ボイスレコーダーやスマートフォンで取った音声ファイルは勿論保存していつでも聞いたり、パソコンに取り込んだり、ネットにアップロードもできるので、利便性が高いと思います。

 

ボイスレコーダーは高いのを使った方がよい?

空間録音は歌の練習をする上でかなり重要なので、よいものを使った方がよいです。ただし、最近はスマートフォンやタブレットでも結構いい音でとれます。私はiPadを使っていますが、カラオケを録音すると全体がとてもクリアにとれて、フィードバックにかなり重宝しています。iPadの場合はスピーカーの音もいいので、いい音でとれてさらにその場でいい音で聞けるので、このレスポンスの早さはとても気に入っています。

 

ボイスレコーダーの場合ですが、ボイスレコーダーではマイクの性能がよいので高音質で録音ができるのですが、スピーカーの音質はよろしくなく、結果的にその場で聞き返すとそこまでよい音でフィードバックできない、ということがあります。イヤホンを使うという方法はありますが、いちいちイヤホンをしてフィードバックするのは、結構手間です。

 

一方、iPadで録音する場合、マイクの性能はそこまで高くはないですが、スピーカーはある程度の音は出るので、録音してその場で聞き返しても、十分な音でフィードバックできます。

 

練習用の場合、録音してすぐにその場でフィードバックしますが、その場合、iPadの方が私は使いやすかったです。

 

高いボイスレコーダーについては、私はDR-100MKIIを持っていましたが、これは音がかなりよく、歌のモチベーションはかなり上がりました。明らかに音質に違いがあり、カラオケの細部まで聞き取れました。3万円もする高いボイスレコーダーになるとマイクの性能が段違いです。

 

もしオーディション用のカラオケ音源が欲しい方や、よりクリアなカラオケ音源を録音したい方は高いボイスレコーダーを使うのもありだと思います。

 

その他のカラオケの録音方法一覧

  • ライン録音(ファイル保存が可能なのであらゆる使い方ができる)
  • うたスキで保存(うたスキ内でしか再生公開できない)
  • DAMともで保存(DAMとも内でしか再生公開できない)
  • プレミアDAMの即席カラオケCDプレス(600円必要)

 

ライン録音のやり方について

ライン録音に用意するのは「ケーブル」と「ボイスレコーダー」の2つです。

 

・ケーブル

 

・端子付きボイスレコーダー

 

 

3.5mmステレオオーディオケーブルはAmazonで購入できますし、楽器屋さんでも売っています。

 

カラオケ装置の右下にケーブルを差し込む端子があるので、そこにケーブルを差込、ボイスレコーダーの方にもケーブルを差込ます。あとはボイスレーダーの方で録音を開始し、カラオケを歌うだけです。

 


カラオケ機種 LIVE DAM STADIUM
引用:https://fullnoteblog.com/recording_karaoke/

 


引用:DR-05VER2-JJ Amazon

 

最新の機種にはこのヘッドフォン用の端子があるのですが、古い機種だと表側にヘッドフォン用端子がありません。古い機種だと裏側に回ってボリュームを下げて、差し込んでなどの工程をしないといけないのですが、このやり方だと機種を壊してしまう恐れがあります。リスクが大きいです。

 

ライン録音をしたい場合は、予めカラオケ屋さんに電話をしLIVE DAM STUDIOでヘッドホン端子があることを事前に確認した上でカラオケ屋さんに行くとよいでしょう。

 

※スマホで外部入力(イヤフォンジャック)からステレオ録音はできません。スマホのイヤフォンジャックは出力用なので外部からの入力はできません。ライン録音する場合、入出力のイヤホンジャックがついているボイスレコーダーを用意する必要があります。

 

その他の録音方法について

・うたスキ&DAMとも
うたスキやDAMともでもライン録音はできるのですが、これは予めネットからアカウントを作成しておかなければいけません。アカウントは無料で作成できます。
ファイルのダウンロードはできません。録音したファイルはマイページにログインし、ネット上からしか再生できません。

 

過去に歌ったカラオケを聞くにはIDとパスワードを入力してログインしてからでないと再生できないので使い勝手は悪いと思います。

 

ただしうたスキやDAMともでは録音して音源を公開し、カウントユーザーに聞いてもらうことができます。自分が歌った歌を不特定多数の他者に聞いてもらいたいときは利用するとよいです。

 

利用方法は、予めアカウントを無料作成しておき、ログインに必要なIDとパスワードをメモしておきます。カラオケ屋さんにいき、DAMかジョイを選択します。デンモク(カラオケのリモコン)でDAMならDAMともにIDとパスワードを入力してログインします。ジョイならうたスキにログインします。

 

デンモクを操作して、歌いたい曲を選択し、オプション選択で「録音する」という項目があるので、そこを選択し予約します。

 

あとはカラオケを歌い終わると画面に「再生する(その場で歌った曲を聞く)」や「録音を保存」という項目がでるので保存します。するとマイページに過去に歌った曲が保存されています。「公開」を選択するとユーザー公開されます。

 

うたスキの公式HPはこちら

 

DAMともの公式HPはこちら

 

・プレミアDAMの即席カラオケCDプレス
CDプレスですが、これはDAMのサービスとなります。そもそも機種DAMが置いてあるカラオケ屋さんでないと利用できません。予め電話で「プレミアDAMの即席カラオケCDプレスを利用できますか?」と確認を入れておく必要があります。

 

受付時にCDを600円で購入し、カラオケの部屋に向かいます。あとはデンモクを操作して、購入したCDにカラオケを焼いていきます。詳しいCDの焼き方については以下に詳しく載っています。
https://www.clubdam.com/app/dam/dam/cdpress2/iDS.html

 

カラオケの録音はどういったとこを聞き直せばよいか?

以下の点をチェックするとよいかもしれません。

 

  • ちゃんと声が出ているか聞く
  • 音程があっているか聞く
  • リズムがあっているか聞く
  • 今取り組んでいる課題がある場合はそこを意識して聞く
  • 全体のバランスがとれているか聞く

 

やはり客観的に聞くというのは歌の上達において大事ですね。声がちゃんと出ているかですが、案外聞き返してみると自分の声が出ていないということがあります。声量については体格と関係する場合もあります。ふくよかな体型の方やガッチリした体型の方は腹式呼吸がしやすく(練習しなくても自然とできている場合もあります)声量があることがあります。逆に華奢な方はちゃんと背筋をまっすぐ伸ばして(猫背だと声が出ません)歌わないと声が出ません。

 

音程については、元々音感が育っているかどうかという点も大事ですし、口の開け方で音程がよりとりやすくなったり、とりにくくなったりします。

 

キーを変更した場合は、相対音感が大事になってきます。伴奏に対してちゃんと主旋律が調和しているかという点になるので、伴奏もちゃんと聞きながらメロディを入れていきます。

 

リズムは口先(発音)で作るので、ちゃんと口を動かして歌うようにします。案外多いのが、ボイトレをすると腹式呼吸にばかり意識がいくようになって口先が動かなくなるということがあります。

 

今取り組んでいる課題がある場合は、それがきちんとできているかチェックするために使います。

 

ボイトレにおいてボイスレコーダーというのは、切っても切り離せない関係です。客観的に歌を聞かないと上達していかないので。

 

 

 

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